好きな人と付き合えない、好きだった彼氏や彼女に振られてしまう。そんな時は「何も考えない」ことが役に立ちます。この「何も考えない」について、失恋のプロセスや最強の方法といえる理由、実践の方法などについて見ていきます。
なぜ失恋すると悲しくなるのか?
あなたに好きな人がいて、その人と付き合えなかったとします。それまで付き合うことを目標として、デートに誘ったり、たくさん話しかけたりと様々な行動をとってきました。しかし、相手が他の人と付き合ってしまったなど、何かしらの理由であなたと付き合う可能性が無くなってしまいました。そうなると、「相手と付き合うという目標」が達成不可能なものとなり、悲しいという感情がわいてきます。
目標が達成できなくなるから
我々の脳にはドーパミンという欲望に関する物質があります。このドーパミンとは、目標を達成するまでの間に分泌され、目標が達成された瞬間に消えてなくなります。失恋も、相手と付き合おうと目標に向かっている間はドーパミンが分泌されています。しかし、それが達成不可能となってしましました。そうなると、体にストレスがかかり、ネガティブな感情に支配されてしまいます。
感情とは脳が入ってきた情報に対する重みづけのこと
脳の中での感情の役割として、情報の重みづけというものがあります。まず、脳は五感を通して入ってきた情報を重要かどうか判断します。この情報の判断が感情の役割です。失恋による悲しいという気持ちも感情です。すなわち、脳は失恋の悲しさを重要と判断したわけです。そして、重要だと判断を下された感情は脳内をぐるぐると思考が回り続けます。これが嫌な思い出も中々忘れることができない理由です。
失恋した時の悲しいという感情は大きい
さらに、失恋した時の悲しみは非常に大きいものです。おそらく、好きな人と付き合えなくても大して悲しくないという方は少数派だと思います。つまり、悲しみという感情が大きければ大きいほど、脳はその悲しみを重要だと判断します。そうすると余計忘れられなくなるわけです。
最終的に失恋を忘れることができるのはなぜか?
しかし、人間は最終的に失恋の悲しみを忘れることができます。さすがに50歳なのに20歳のころの失恋で苦しみ続けている方はいないでしょう。ここからはなぜ失恋を忘れることができるのかを推測していこうと思います。
脳が重要だと判断した新しいことが見つかる
失恋による悲しいという感情は非常に大きいもので脳もとても重要だと判断します。しかし、長い人生を生きていくなかで様々な出来事が起こり、その中で脳が重要だと判断する別のことが見つかります。そうして、脳の重みづけが「失恋<他のこと」となると失恋は忘れられていくわけです。
悲しみを小さくするにはどうすればいいのか?
ここまでで、失恋すると悲しくなってそれを忘れていくプロセスは分かったと思います。では、私たちは失恋したらしばらく苦しみつづけるしかないのでしょうか?いいえ、何も考えないという方法を使うことで、悲しみを和らげて、早く忘れて切り替えることができます。
失恋の重要性を早く下げることが大事
先ほど、脳の重みづけにおいて「失恋<ほかのこと」となったら忘れると話しました。失恋の悲しさは早く忘れたほうがいいわけで、その方法は2つあります。1つ目は失恋の重要性をなるべく早くさげること、2つ目は脳が重要だと判断する他のことを早くみつけることの2つです。この2つを実践することで悲しみを早く忘れることができます。
何も考えないことのメリット
失恋という悲しい記憶は脳内を思考という形でぐるぐると回り続けます。それによって忘れられなくなるわけですが、何も考えないことでぐるぐる回り続ける思考をストップさせ、思考によって引き起こされる感情の連鎖をストップさせます。すなわち、感情の重みづけを一度リセットすることができるのです。感情の重みづけをリセットするということは、脳内の失恋による悲しみの重要性を低下させます。さらに、悲しい状態よりも脳が重要だと判断するほかの新しいことを早く見つけることができます。つまり、何も考えないを実践することで「失恋<ほかのこと」を早く、スムーズにできるようになります。
「何も考えない」の実践
方法は簡単で、脳内に流れる独り言をひたすらに消していきます。失恋に関係あることないこと全て消していきます。これは瞑想やマインドフルネスに近い状態です。最初はなかなかうまくできないかもしれませんが、早く悲しみから抜け出すためにも頑張っていきましょう。
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